「ママがいい」と泣いた日|子どもとの時間がほしくて、働き方を変えました

「ママがいい」と泣いた日|子どもとの時間がほしくて、働き方を変えました。弟の乗る三輪車を押す姉の後ろ姿。

前回の記事で、「働き方も変えました」と書きました。
今回は、そのことについて書いてみようと思います。

2025年の4月に育休から復帰して、時短社員としてアパレルの店で働いていました。

仕事は好きでした。
やりがいもありましたし、職場の環境にも恵まれていたと思います。

それでも、復帰して間もない頃から、ずっと考えていたことがあります。
このままの働き方を、続けていけるだろうか。

土日のどちらかは必ず出勤で、GWも年末年始も仕事。
家族と、休みが合いませんでした。

決め手になったのは、年末年始のある日のことです。
実家に預けた上の子が、「ママがいい」と泣いてしまいました。

そして2026年の3月、私は退職し、働き方を変えることにしました。

この記事では、好きだった仕事を離れるまでに迷ったことと、働き方を変えてからの暮らしについて綴ります。

大切にしたいことも、選ぶ働き方も、人それぞれだと思います。

同じように仕事と子どもとの時間の間で迷っている方に、「こんな選び方をした家もあるんだな」と思ってもらえたら嬉しいです。

目次

1人目の産休前までは店長をしていましたが、復帰したときには役職を外れ、時短社員として働いていました。

お客様と話す時間も、スタッフと働く時間も、楽しかったです。
職場の環境にも、恵まれていたと思います。

けれど、子どもたちと休みが合わないことは、復帰してからずっと気になっていました。
土日のどちらかは、必ず出勤です。

子どもたちが休みの日に、私は仕事。

そして、世の中が連休のときほど、お店は忙しくなります。
GWも、年末年始も、同じでした。

年末年始は、子どもたちが9日間お休みだったのに対して、私の休みは2日だけでした。

その間は、夫が一人で2人を見てくれたり、実家の両親に預けたりしていました。
支えてもらって、なんとか回していた日々です。

土日に仕事へ行く朝は、毎回のように「ママがいい」と言われていました。
特に上の子は、昔からママっ子で、「ママともっと一緒にいたい」と、ずっと言っていました。

私だって、一緒にいたい。

でも、仕事には行かなければいけません。

そんな朝を、何度も繰り返していました。

年末年始は、お店が1年でいちばん忙しい時期でした。私ももちろん仕事でした。

年末は夫に子どもたちを見てもらっていました。
ただ、ずっと一人で2人を見るのは大変なので、年始からは私の実家で見てもらうことにしました。
私も実家から出勤していました。

いとこたちも来ていて、最初は楽しそうにしていました。
けれど、実家で過ごして3日目頃の夕方、上の子が泣いてしまったそうです。

「ママがいい」

仕事から帰った時、母から聞きました。
いつもは、私が仕事へ行く朝に聞いていた言葉でした。

それが、その日は涙になってしまった。
いとこたちと楽しく過ごしていても、私と一緒にいたい気持ちはあったのだと思います。

帰ってきた私に、上の子はずっと「ママ、ママ」でした。
そんな姿を見て、思いました。

あ、これは来年も同じ状況は無理だな。

来年も、再来年も、同じような年末年始を過ごすことになるのだろうか。
その間にも、子どもたちはどんどん大きくなっていく。

仕事を辞めたくない気持ちも、もちろんありました。

それでも——このままは、違うな。

そう、はっきり思ったのです。

復帰してから、ずっと考えていた働き方のこと。

年始の出来事をきっかけに、私の気持ちは固まりました。

退職の意向も、早めに伝えました。
3月、4月は異動の時期です。早く伝えれば、後任の方を決めるための時間も取ってもらえるかもしれないと思いました。

自分の時間も、相手の時間も、限りがあります。
お世話になった職場だからこそ、できるだけ早く伝えておきたいと思いました。

好きな仕事で、やりがいもありましたし、一緒に働く人たちにも恵まれていました。
それを自分から手放すことには、やはり迷いもありました。

そして、収入のこと。
毎月、決まったお金が入ってくる。その安心感は、やはり大きかったです。
それがなくなることは、不安でした。

息子の肌のことも、気がかりのひとつでした。

詳しい経過は、息子が2歳でアトピーと言われたときの体験談に書いています。

もっとそばにいて、安心して過ごせる時間をつくりたい。
そういう気持ちもありました。

それから、自分の身体のことも。

もともと身体が強いほうではないので、今思えば、無理をしていた部分もあったと思います。
子どもたちとの時間だけでなく、自分の身体も大切にしながら働いていきたいと思いました。

辞めたいという話をしたとき、会社からは、アルバイトとして働き方を変える提案もしていただきました。
ありがたい話でした。

こちらの事情を分かったうえで、残る道を用意してくれました。
慣れた環境で働けることに、メリットも感じていました。

それでも、一度きりの人生だから、自分の気持ちに素直に、新しいことにチャレンジしてみたい。
その気持ちのほうが、大きかったです。

私は、辞めることを選びました。

このことは、夫ともよく話しました。
夫は、辞めること自体には賛成してくれていました。

わが家は、夫婦で働いて家計を支えています。

だから、退職後も、私自身が働くことは考えていました。
多少収入が減ったとしても、子どもたちと過ごす時間を増やせる働き方に変えたい。
私には、そんな気持ちがありました。

夫も、毎週、土日のどちらかは一人で2人を見ていたので、大変だったと思います。

そして、そのたびに子どもたちが「ママがいい」と言うところを、いちばん近くで見ていました。

私たちが話していたのは、こういうことでした。

わが家の場合は、子どもが小さいうちは、お休みは一緒がいいね。
夫婦で、そう話していました。

もうひとつ、話していたことがあります。

子どもが小さいうちって、本当にあっという間なんですよね。

上の子が「ママがいい」と言ってくれる時期も、きっと今だけ。
そのうち、友達と過ごす時間のほうが楽しくなる日が来るのだと思います。
そう考えたとき、思いました。

もっと一緒にいたかったと、後悔したくない。

今、子どもたちが「ママと一緒にいたい」と言ってくれる。
私も、子どもたちの気持ちと、その時間を大切にしたいと思いました。

夫と話す中で、これからの働き方を変えていこうという気持ちが、さらに固まっていきました。

2026年の3月、私は退職しました。

実は、次の仕事は決まっていませんでした。

ただ、やってみたい働き方はありました。

仲良くしてもらっている先輩方の中に、フリーランスの販売員として働いている方が何人かいたのです。
同じ業界で、同じように経験を積んできた方たちでした。
その働き方を近くで見ていたので、辞める前から、自分もそうしようと考えていました。

これまでの経験を、活かせるかもしれない。

そう思えたことは、大きかったです。

個人事業主として開業届を出し、今はフリーランスの販売員をしながら、在宅の仕事もしています。

お休みの日を、自分で決められるようになりました。

子どもたちの行事や、保育園のお休みに合わせられる。

旅行の計画など、家族の予定も立てやすい。

それが、いちばん変わったところです。
これまでアパレルの仕事で積み重ねてきた経験が、今の働き方につながっています。

会社を退職して、半年ほどが経ちました。

いちばん変わったのは、朝かもしれません。

以前は毎朝、「早くして!」と言いまくっていました(笑)。

この電車に乗りたいのに、子どもたちの支度が進まない。
気持ちにも本当に余裕がなかったと思います。

今も言います(笑)。

けれど、以前ほどではないなと、自分でも思います。
時間に余裕ができると、気持ちにも少し余裕が生まれました。

子どもが自分でやろうとしているときに、少し待ってみる。

「どうしたらいいと思う?」と聞いて、子どもが考える時間をつくる。

そんなふうに、声のかけ方や接し方も、少しずつ変わってきたように感じています。

土日に、家族がそろっている。
それだけのことが、こんなに幸せなんだなと思います。

以前は、「今日はママも一緒に行けるの?」と、子どもたちに何度も確認されていました。
今は、一緒に出かけたり、家族で週末を過ごしたりできる。

何より、子どもたちが「ママも一緒」を喜んでくれます。
その嬉しそうな顔を見られることが、私にとってはいちばん大きいかもしれません。

もちろん、手放したものもあります。

毎月決まった収入が入る安心感。
有給休暇も、そのひとつです。

小さな子どもがいると、急な発熱で休む日もあります。
会社員の頃は有休を使えましたが、今は休んだ分が、そのまま収入に響きます。

子どもたちが大きくなるにつれて、急に仕事を休まなければならない日も、少しずつ減っていくといいなと思っています。

そして、同じ会社でキャリアを重ねていく道。

ただ、正直に言うと、その会社でキャリアを重ねていくことへの未練は、あまりありませんでした。
育休から復帰した時点で、店長の役職は外れていました。
時短勤務でしたから、お給料も減っていました。

それでも——

失ったものより、得たもののほうが、私にとっては大きかった。

今は、そう思っています。

働き方に、正解はないと思っています。

仕事も大事、子どもとの時間も大事。

どちらも本当だから、迷うのだと思います。

私が考えたのは、結局そこでした。

私の場合は、今この時期の、子どもたちとの時間でした。

仕事が好きな気持ちは、今も変わりません。

そのうえで、今はこちらを大切にしたいと思ったのです。

もうひとつ、思ったことがあります。

仕事を辞めるまでは、本当に悩みました。
特別なスキルがあるわけでもなく、若いわけでもない。

でも、意外と、行動にうつせば道は開けるのかもしれない。

辞めるときには、次の仕事も決まっていませんでした。
それでも、これまでやってきたことが、次につながっていきました。

今は、いろいろな働き方があります。

私も、まだ始まったばかりですが、いくつになっても新しいことに挑戦することはできるんだな、と思っています。

子どもが小さい時期は、本当にあっという間に過ぎていきます。

子どもたちと一緒に過ごす、今の時間を大切にしたい。
そして、私自身がやってみたいことにも、挑戦していきたい。

そう思いながら、毎日を過ごしています。

※この記事は、私個人の体験と考えをまとめたものです。

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この記事を書いた人

アトピー・不妊・乳児湿疹を体質改善で乗り越えた2児ママ、yukiです🕊️
ふわりと、心も体も軽くなるようなヒントをお届けできればと思います。

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