保湿は毎日していました。
それでも息子の肌はゴワゴワしていて、乾燥や赤みが続いていました。
保湿剤が合っていないのかな。それとも、塗り方がいけないのかな。
平日は、私ひとりで上の子と息子をお風呂に入れていました。保湿が大切だとわかっていても、いつの間にか流れ作業になっていたのです。
そこで、保湿剤の種類だけでなく、塗る順番や回数、肌への触れ方まで見直すことにしました。
この記事では、息子の肌を見ながら、わが家で見直した保湿についてお話しします。
同じように悩んでいる方の、何かのヒントになればうれしいです。
息子の乳児湿疹の記録はこちらの記事にまとめています。
保湿していたのに、乾燥や湿疹が続いていた
見直す前も、保湿は毎日していました。
体にはクリームを塗り、顔にも保湿をしていました。
それでも、息子の肌は乾燥してゴワゴワとしており、赤みや湿疹も続いていました。
今振り返ると、湿疹が出ていた頭皮までは保湿できていませんでした。
「保湿するのは顔と体」という感覚があり、頭は髪の毛のある場所というイメージが強く、頭皮まで意識が向いていなかったのです。
また、体に使っていたクリームはこっくりとしていて、少し伸ばしにくいものでした。慌ただしいお風呂上がりに全身へ素早く塗るには、少し使いづらさも感じていました。
「もしかしたら、保湿剤だけでなく、塗り方や塗る場所も見直したほうがいいのかもしれない」
そう考え、保湿剤の種類に加えて、塗る範囲や順番、回数、そして肌への触れ方まで、一つずつ見直してみることにしました。

乳児湿疹が強く出ていた頃。顔や頭皮には赤みや乾燥が見られました。
ワンオペのお風呂で、保湿が流れ作業になっていた
お風呂の時間は、いつも慌ただしいものでした。
お風呂から上がると、二人を湯冷めさせないように、保湿をして服を着せるまで大慌て。
「はいはい、オッケー!次の方〜」
そんなふうに、流れ作業のように二人の保湿を済ませていました。
毎日保湿はしていても、「今日の肌はどうかな」と、息子の肌をじっくり見るところまでは気が回りませんでした。まずは二人の着替えを終わらせることで精いっぱいだったのです。
振り返ると、保湿は息子の肌と向き合う時間というより、お風呂上がりに済ませる作業の一つになっていました。
そこで私は、まずお風呂上がりの保湿の順番から変えてみることにしました。
私が乳児湿疹の保湿で見直した6つのこと
見直したことは、大きなことではありません。
塗る順番や回数、保湿する範囲、肌への触れ方などを、その日の息子の肌を見ながら、一つずつ変えていきました。
ここからは、わが家で実際に行った6つの工夫をご紹介します。
まずは全身に、伸びのよいローションを塗った
以前は、こっくりとしたクリームを体全体に使っていました。塗り広げるのに時間がかかり、慌ただしいお風呂上がりには少し大変でした。
そこで、お風呂上がりに最初に塗るものを、全身へ広げやすいローションに変えました。
お風呂から上がったら、まずは息子の全身にローションをさっと塗り、いったん服を着せるようにしました。
伸びのよいローションに変えたことで、慌ただしいお風呂上がりでも、全身へ塗り広げやすくなりました。
気になる部分は、着替えたあとにもう一度ケアした
全身にローションを塗って服を着せたあとは、顔や胸など、乾燥や湿疹が気になるところをもう一度確認しました。
そうした部分には、以前から使っていたクリームやオイルを重ね、そっと丁寧に塗っていました。
「まずは全身を素早く、そのあと気になる部分を丁寧に」
この順番に変えたことで、湯冷めを気にして焦ることが減り、息子の肌をゆっくり見る時間をつくれるようになりました。
肌の状態に合わせて、保湿する回数を増やした
普段の保湿は、朝とお風呂上がりの1日2回でした。
ただ、乾燥が気になったり、湿疹が強く出たりした時期は、その日の肌の様子を見ながら、1日3〜4回ほど塗ることもありました。
決まった回数だけ塗るのではなく、「今日は少し乾燥しているな」「ここが赤くなっているな」と、その日の肌に合わせて回数を調整するようにしました。
湿疹が出ていた頭皮も保湿した
息子は、頭皮にも湿疹が出ていました。
そこで、顔や体だけでなく、髪をかき分けながら頭皮の状態も確認し、気になる部分には保湿剤を塗るようにしました。
見落としやすい場所だからこそ、意識して見るようにしていました。
こすらず、やさしく触れるように塗った
保湿剤を強くすり込むのではなく、湿疹が出ている部分には、できるだけやさしく触れるように塗りました。
塗りながら、赤みや乾燥、ゴワつきがないかも一緒に確認していました。
この頃は、娘と私の女子2人を差し置いて、息子を真っ先に保湿し、誰よりも丁寧にケアしていました(笑)
慌ただしい時間であることは変わりませんでしたが、保湿が少しずつ、息子の肌を見る時間へ変わっていきました。
花粉の時期は、外出前の塗り方も調整した
息子の乳児湿疹がひどくなったのは、ちょうど春の花粉が多い時期でした。
花粉が湿疹の原因だったかは分かりませんが、肌への刺激を少しでも減らしたいと思っていました。
そこで私は、べたつきのあるクリームを塗った直後の外出は避け、朝の保湿を少し早めに済ませるようにしました。
保湿を控えるのではなく、その日の外出時間に合わせて、塗るタイミングを調整していたのです。
これは、当時の息子の肌を見ながら行っていた、わが家なりの工夫です。
こうした小さな見直しを、毎日少しずつ続けていきました。
息子の肌に感じた、少しずつの変化
保湿の方法を見直したあと、息子の肌はゆっくりと変わっていきました。
同じ頃、食事や入浴方法など、暮らしの中で気になっていたことも一つずつ見直していました。
何か一つだけがよかったというよりも、そうした小さな見直しを重ねるなかで、少しずつ変化が見えてきたように思います。
毎日息子の肌に触れながらケアを続けるなかで、まず、滲出液(湿疹からにじみ出るジュクジュクした液)が少しずつ減っていきました。
その後、ゴワゴワしていた肌も徐々にやわらかくなり、湿疹や赤みの気になる範囲も小さくなっていきました。
ほんのわずかな違いでも、当時の私にはとても嬉しく、ケアを続ける励みになりました。

赤みが少しずつ落ち着いてきた頃。良くなったり悪くなったりを繰り返していました。
湿疹が強く出ていた時期には、自分のカポジ水痘様発疹の経験もあり、感染症ではないかと心配になって、病院で診てもらったこともありました。
息子の乳児湿疹は、良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、少しずつその振り幅が小さくなっていくように感じました。
そのため、「今日は赤いな」「昨日より落ち着いたかも」と、一日ごとの変化に心を揺らしすぎず、少し長い目で見守ることも大切でした。
できることはやっている。
そう自分に言い聞かせながら、焦らず、そのときの息子の肌に合うケアを淡々と続けていく。
振り返ると、そんな毎日の積み重ねが、とても大切だったように思います。
保湿が、息子との大切なスキンシップの時間へ
以前の私は、お風呂上がりの慌ただしさのなかで、「早く保湿剤を塗って、服を着せなければ」と、保湿を終わらせることばかり考えていました。
きちんと塗っているつもりでも、いつの間にか保湿そのものが目的になり、息子の肌をゆっくり見る余裕がなくなっていたのだと思います。
塗る順番や回数、保湿する範囲、肌への触れ方を見直してからは、保湿がただ保湿剤を塗るだけのものではなくなりました。
肌にそっと触れながら、乾燥しているところやゴワついているところがないかを確かめる。
そして、その日の肌に合わせて、必要なところを丁寧にケアする。
そんなふうに、毎日の保湿は少しずつ、息子との大切なスキンシップの時間へ変わっていきました。
もちろん、毎日ゆっくり時間をかけられたわけではありません。
それでも、まずは全身を素早く保湿し、気になるところはあとから丁寧に見るという流れを決めたことで、以前よりも気持ちに余裕を持って、息子の肌に触れられるようになりました。
触れているうちに、息子の笑顔が見られることもありました。
ただ保湿剤を塗っていた頃には、気づけなかった表情でした。

肌が徐々に落ち着いてきた頃。毎日の保湿は、息子との大切なスキンシップの時間にもなりました。
「たくさん塗らなければ」と気負うのではなく、その日の肌を見ながら、必要なケアをしていく。
特別なことができなくても、その子の肌にそっと触れる。
そのぬくもりから伝わるものも、きっとあるのだと思います。
保湿の方法を見直して、気づいたことがあります。
私にとって大切だったのは、毎日の保湿をただ塗るだけの作業にせず、良い日もそうでない日も含めて、息子の肌を長い目で見守っていくことでした。
まとめ|できることから、一つずつ
子育てをしながら、毎回ゆっくり保湿するのは難しい日もあります。
すべてを完璧にしようとしなくても、まずは全身を素早く保湿し、気になるところだけ丁寧に見る。そんなふうに、自分たちが無理なく続けられる方法を見つけることも、大切なのだと思います。
息子の保湿を見直したことで、私自身も、保湿との向き合い方を改めて考えるようになりました。
私にとって保湿は、まさに「ゆりかごから墓場まで」。
赤ちゃんの頃から年齢を重ねても、一生を通して大切にしたい習慣です。
だからこそ、息子の保湿も自分の保湿も、肌をいたわる時間として続けていきたいと思っています。
毎日保湿しているのに、なかなかよくならないと、「どうしてだろう」と悩むこともあると思います。
私も、同じことを思っていました。
そんなときは、保湿剤を変えることだけでなく、塗るタイミングや回数を少し変えてみたり、保湿しながら、その日の肌の様子にも目を向けてみたり。
無理なくできそうなことから、一つずつ試してみるのもよいかもしれません。
この記事が、その小さなきっかけになれば嬉しいです。
※この記事は、私自身と息子の体験をもとに書いています。赤ちゃんのお肌は一人ひとり違います。
不安なときや症状が強いときは、無理をせず、小児科や皮膚科に相談しながら、その子に合った方法を見つけてくださいね🌿



