「今、妊娠してカポジが再発したら、薬は飲めるのだろうか」
「お腹の赤ちゃんに、影響はないのだろうか」
結婚して子どもを望むようになった私の心には、うれしい未来への期待と同時に、そんな不安がありました。
私は子どもの頃からアトピーがあり、大人になってからは、カポジ水痘様発疹症で7日間の入院も経験しました。
退院後、肌は少しずつ回復しましたが、結婚後も、カポジを2回再発しました。
そのたびに、
「また繰り返したらどうしよう」
「妊娠中に再発したらどうしよう」
という不安が大きくなっていきました。
それでも、私は赤ちゃんが欲しかった。
カポジの再発に怯えながら過ごすのではなく、安心して妊活へ進める身体になりたい。
そのために、目の前の肌だけを追いかけるのではなく、食事や運動、心の状態まで、暮らし全体を見直してみようと決めました。
すぐに肌が変わったわけではありませんが、
それでも、暮らしを見直していく中で、私の身体は少しずつ変わっていきました。
私は、何か一つの方法だけでアトピーが良くなったとは思っていません。
けれど、暮らしの中で一つずつ続けてきたことが、肌だけではなく、身体全体の調子を整えてくれたと感じています。
そして、その変化は、止まっていた妊活にも、思いがけない形でつながっていきました。
この記事では、カポジの再発と妊活をきっかけに、私が暮らしの中で見直したことと、約8か月間で肌や身体、気持ちに現れた変化をお伝えします。
アトピーやカポジを良くしたいと思いながら、暮らしの中で何を見直せばよいのか迷っている方に、私の経験が小さなきっかけになれば嬉しいです。
カポジの再発が、暮らしを見直すきっかけになった
初めてカポジ水痘様発疹症になったとき、私は7日間入院しました。
顔中に症状が広がり、「このまま元の顔に戻れなかったら、どうしよう」と絶望したあのときのことは、今も忘れられません。
初めてカポジを発症したときの症状や入院中の経過については、こちらの記事に詳しくまとめています。
退院後は、もう一度アトピーと向き合いながら、少しずつ肌の状態を立て直していきました。
そして入院から約1年後、私は結婚しました。
これからの人生を考えたとき、「赤ちゃんが欲しい」という思いが、私の中で強くなっていきました。
けれど、結婚後、カポジが2回再発しました。初めてのときよりも早く異変に気づけたため、入院するほど悪化することはありませんでしたが、再発するたびに、あのときの恐怖がよみがえりました。
皮膚科では、カポジ水痘様発疹症になる方には、アトピーのある方が多いと聞いていました。
そのため私は、カポジの再発への不安を減らすためにも、まずはアトピーを良くすることが大切なのではないかと考えるようになりました。
症状が出るたびに対処するだけではなく、身体の土台から見直してみたい。
アトピーやカポジへの不安に、これからの人生まで振り回されたくない。
そして何より、安心して妊活へ進みたい。
そんな思いから、私は食事だけではなく、運動や入浴、心の持ち方まで、毎日の暮らしを一つずつ見直していくことにしました。
身体全体を整えるために、これまでの方法を見直した
それまでも私は、アトピーを良くするためには、肌へのケアだけではなく、身体の内側を整えることが大切だと考えていました。
添加物をなるべく摂らない。無農薬の野菜を選ぶ。和食中心にする。甘いものを控える。できるだけ手作りにする。
食事には、ずいぶん長いこと気をつけてきました。
けれど、アトピーやカポジを繰り返す中で、これまでと同じことを続けるだけでは、以前のように改善しにくくなっていると感じるようになりました。
当時の私は、軟便や細い便が続いていたほか、体温が低く、疲れやすさも感じていました。
長く続いていたため、それが自分にとって当たり前の状態になっていたのだと思います。
そこで、今まで続けてきたことを改めて見直し、アプローチの仕方を変えてみることにしました。
食事だけではなく、身体を動かすことや日の光を浴びること、入浴の仕方、腸内環境、そして心の状態にも目を向ける。
何か一つに頼るのではなく、身体全体を見ながら、今までとは違う角度からできることを一つずつ試してみようと思いました。
私が実際に見直したことを、大きく分けると次の5つです。
- 食べるものだけでなく、量や食べ方
- 便通から見つめ直す、身体の内側の状態
- 歩くことと、日の光を浴びる時間
- 洗いすぎない入浴
- 心を休ませる時間
すぐに肌に変化が現れたわけではありません。
それでも、できることから続けていくうちに、便通や体温、疲れやすさといった、肌以外の部分に少しずつ変化を感じるようになりました。
ここからは、私が暮らしの中でどのようなことを意識し、続けてきたのかを一つずつお伝えします。
食べるものだけでなく、量や食べ方を見直した
それまでの私は、アトピーを良くするために「何を食べるか」を大切にしてきました。
けれど、食べるものに気をつけるだけではなく、食べる量や順番、食事の間隔も、身体の状態に関わっているのではないかと考えるようになりました。
そこでまず意識したのが、食べる順番です。
同じものを食べても、食べる順番によって、食後の血糖値の上がり方が変わることがあると知ったからです。
食事のときは、野菜、たんぱく質を含むおかず、主食の順に食べるようにしました。
主食は、白米だけではなく、雑穀や分づき米を取り入れ、ときどきオートミールを食べることもありました。
また、間食はなるべく控え、食事と食事の間を空けることも意識しました。
甘いものが食べたいときは、空腹の状態ではなく、食後に少量を楽しむようにしました。
精製された砂糖や小麦粉を使ったものも、普段の生活ではなるべく控えていました。
とはいえ、完全に食べないようにしていたわけではありません。
誰かと一緒に食べるときは、その時間を楽しむ。
厳しく制限しすぎるのではなく、普段の暮らしの中で無理なく続けられることを大切にしました。
甘いものを完全にやめるのではなく、私がどのように食べ方や選び方を変えていったのかは、こちらの記事に詳しくまとめています。
そして、食べるものと同じくらい意識したのが、食べる量です。
それまでは、身体に良いものを選ぶことには気をつけていても、食べる量については、あまり深く考えていませんでした。
そこで、満腹になるまで食べるのではなく、腹八分目を心がけるようにしました。
私は食いしん坊なので、これがなかなか難しかったのですが……。
それでも、毎日の食事だからこそ、少し意識を変えるだけでも違うのではないかと思い、できる範囲で続けていきました。
また、毎日の食事を基本にしながら、足りないと感じる栄養は、サプリメントで補うこともありました。
私が心がけたのは、糖質を完全に抜いたり、食事の量を極端に減らしたりすることではありません。
何を食べるかだけではなく、どのように食べるかにも目を向け、自分の身体の状態を見ながら調整していくことでした。
食事の見直しとともに、もう一つ意識するようになったのが、毎日の便の状態です。
便通から見つめ直す、身体の内側の状態
それまでは、身体に良いものや必要な栄養を取り入れることばかりを考えていたように思います。
けれど、どれだけ良いものを取り入れていても、身体の内側が整っていなければ、十分に生かせないのかもしれない。
そう考えるようになり、足すことだけではなく、まずはきちんと出せる身体を意識するようになりました。
当時の私は、便がほぼ毎日出ていたため、自分は便秘ではないし、特に問題はないと思っていました。
けれど、振り返ってみると、軟らかい便や細い便が続いていて、決して良い状態だったとは言えませんでした。
毎日出ているかどうかだけではなく、便の形や硬さも、身体の状態を知る手がかりになる。
そう気づいてからは、便の状態を意識して見るようになりました。
そして、普段の食事から食物繊維を摂ることを、これまで以上に心がけました。
食事を基本にしながら、食物繊維のサプリメントも、毎日取り入れていました。
すぐに変化したわけではありませんが、食事や暮らしの見直しを続けるうちに、少しずつお通じが整っていきました。
お通じが整ってくると、身体がずいぶん楽になったように感じました。
それまで当たり前だと思っていた便の状態も、身体から届いていた一つのサインでした。
肌に現れている症状だけではなく、毎日の便にも目を向けることが、自分の身体をより深く知るきっかけになりました。
身体の内側に目を向けるとともに、次に見直したのが、日中の過ごし方です。
まずは歩くことから、身体を動かす習慣をつくった
学生時代は運動部だったものの、働き始めてからは、身体を動かす習慣がほとんどなくなっていました。
そこで、まずは歩くことから始めました。
買い物へ行くときは、自転車ではなく歩いて行く。
通勤するときは、一駅分歩く。
毎日20〜30分を目安に、普段の生活の中で無理なく続けられる方法を選びました。
歩くときは、ただ何となく歩くのではなく、背筋を伸ばし、お腹と足の親指に力を入れることも意識しました。
好きな音楽を聴きながら歩く時間は、身体を動かすだけでなく、気持ちを切り替える時間にもなりました。
歩き終わる頃には、手足の先までポカポカと温かくなり、身体だけでなく、心まで少し軽くなるように感じました。
私にとって歩くことは、運動であると同時に、ストレスを発散する大切な時間にもなっていきました。
また、歩きながら適度にお日様に当たることも大切にしていました。
紫外線を極端に避けるのではなく、肌の状態に合わせて必要な対策をしながら、適度に日差しを浴びる。
そう考えるようになった背景には、農家だった祖父の存在があります。
祖父は94歳まで元気に畑仕事を続け、亡くなったとき、お骨になってもしっかりとした骨が残っていて、家族みんなで驚きました。
毎日のように身体を動かし、お日様の下で過ごしていた祖父の姿を思い出すと、身体を動かすことや、適度に日差しを浴びることも、健やかに過ごすために大切なのかもしれないと思いました。
激しい運動を始めたわけではありません。
まずは歩くことから、今の自分にできる範囲で身体を動かす。
それが、無理なく続けられる新しい習慣になっていきました。
洗いすぎない入浴へ変えた
身体を動かす習慣とともに、毎日の入浴方法も見直しました。
そこで私が試したのが、脱ステロイド中に通っていた皮膚科で教えてもらった、いわゆる「タモリ式入浴法」でした。
毎日全身に石けんを使うのではなく、湯船につかり、汚れやにおいが気になるところだけを洗う方法です。
それまでは、身体を清潔にするためには、石けんできちんと洗うことが大切だと思っていました。
けれど当時の私は、洗ったあとの乾燥や刺激が気になり、自分の肌に合う洗い方を探してみようと考えました。
私は毎日40℃以下のぬるめのお湯に、10分以上つかるようにしました。
ただ、完全にお湯だけにしたわけではありません。
身体は基本的にお湯だけで流し、汚れやにおいが気になるところにだけ、肌にやさしい石けんを使いました。
洗うときも、タオルやスポンジは使わず、自分の手でやさしく洗うようにしました。
シャンプーも毎日使うのではなく、2〜3日に1回に減らしました。
はじめは、お湯だけで本当に汚れが落ちるのか、少し心配もありました。
それでも、自分の肌の様子を見ながら続けていくうちに、肌の乾燥具合が少しずつ変わっていくように感じました。
すべてをしっかり洗うのではなく、自分の肌に合わせて、必要なところだけをやさしく洗う。
このとき身についた「洗いすぎない」という考え方は、のちに息子の乳児湿疹と向き合うときにも役立ちました。
息子の肌に湿疹が現れたとき、自分の身体で続けてきた経験があったからこそ、「もしかしたら、洗い方を見直すことも必要なのかもしれない」と考えることができたのです。
息子の入浴方法を見直したときのことは、乳児湿疹で入浴方法を見直した理由で詳しくお伝えしています。
心を休ませる時間も大切にした
食事や運動、入浴方法を見直すことと同じように、心を休ませる時間も大切にしました。
振り返ると、仕事で強い緊張や責任、重圧を感じているときは、アトピーの症状も悪化しやすかったように思います。
けれど、ストレスになっていたのは、仕事だけではありませんでした。
アトピーそのものが、私にとって大きなストレスでした。
強烈なかゆみや、ボロボロの肌。
いつまでこの状態が続くのだろう。
人から肌を見られて、どう思われるだろう。
そんなことばかりを考え、気持ちはいつもギリギリでした。
だからこそ、症状と向き合い続ける自分の心を、少し休ませてあげる時間が必要だったのだと思います。
私にとってその一つが、裁縫や料理など、ものづくりに没頭する時間でした。
目の前のことに夢中になっている間は、アトピーのことから少しだけ意識を離すことができました。
そして、もう一つ大きかったのが、幼馴染とのお喋りの時間です。
顔にアトピーの症状が出ていたときも、彼女だけは会うことができました。
ありのままの私でいられて、そんな私を受け入れてくれる彼女の存在に、何度も救われました。
不思議なことに、彼女と遊んだ次の日は、明らかに肌艶が良いと感じることが何度もありました。
もちろん、心を整えればアトピーが治るということではありません。
ただ、安心して話せる人と過ごし、楽しい時間を持つことは、症状と向き合い続ける私の心を、確かに支えてくれていました。
「私は知っている。私をごきげんにする方法を。」
以前、ハーゲンダッツのCMで耳にしたこの言葉が、私はとても好きです。
自分は何をしていると心がほっとするのか。
誰と過ごしていると、自然な自分でいられるのか。
自分をごきげんにする方法を知り、その時間を大切にすることも、私にとって必要なケアの一つでした。
アトピーとストレスの悪循環や、ものづくり、幼馴染との時間に支えられた経験については、アトピーとストレスの付き合い方で詳しく綴っています。
完璧を目指さず、続けられる形を大切にした
以前の私は、真面目な性格もあって、何かを始めると無意識のうちに完璧を目指しがちでした。
食事も、運動も、毎日の過ごし方も、やると決めたからには、きちんと続けなければならない。
けれど、すべてを完璧にしようとすると、できなかった自分を責めてしまったり、次第に苦しくなって続けられなくなったりすることもありました。
アトピーと向き合うことは、短期間で終わるものではありません。
だからこそ、完璧にできることよりも、無理なく続けられることの方が大切なのだと思うようになりました。
毎日すべてができなくてもいい。
疲れて湯船にゆっくりつかれない日もあれば、歩けない日もありました。甘いものを食べる日だって、もちろんありました。
できない日があっても、またできるときに戻ればいい。
その日の体調や気持ちに合わせながら、自分にできることを続けていきました。
「いいかげん」という言葉は、どこかマイナスに聞こえるかもしれません。
けれど、頑張りすぎていた私にとっては、いい意味での「いいかげん」が、ちょうど良い加減だったのだと思います。
できなかったことに目を向けるのではなく、今日できたことを大切にする。
すべてを完璧に整えようとするのではなく、自分が苦しくならない形を探していく。
そうして無理なく続けることが、アトピーと長く向き合っていく自分を支えてくれました。
暮らしを見直す中で、私が感じた変化
少しずつ、肌とかゆみにも変化が現れた
暮らしを見直し始めてから3〜4か月ほどは、肌の状態に大きな変化はなく、同じような状態が続きました。
それでも、便通や体温、疲れやすさなど、肌以外の部分に小さな変化を感じていたことが、「もう少し続けてみよう」と思える支えになっていました。
そして4か月目を過ぎたころから、肌のかゆみも少しずつ落ち着いていくような感覚がありました。
5か月目頃には、顔や首にアトピーの症状が出なくなりました。
同じ頃には体温が上がり、肩や首のこりも以前より和らいでいきました。身体全体の調子が整ってきているように感じたことも、私にとっては大きな変化でした。
手のアトピーは、良くなったり、少し悪くなったりを繰り返していました。それでも、仕事中に着けていた綿の白い手袋がなくても働けるようになりました。
一方で、腕にはまだ症状が残っていました。ガサガサ、ゴワゴワしていて、粉が落ちることも多く、夏になっても半袖を着ることはできませんでした。
6か月目頃になると、背中や脇に出ていたアトピーも引いていきました。強いかゆみも落ち着き、眠っている間に無意識にボリボリとかくことが減っていきました。
まだアトピーの症状は残っていましたが、夜に眠れるようになったことで、心にも少しずつ余裕が戻ってきました。
7か月目頃には、手や腕にはまだカサつきがあるものの、以前と比べるとずいぶん落ち着き、粉もあまり落ちなくなりました。かゆみも、時々指が気になる程度になっていました。
そして8か月目頃には、周りの人からも「元気になったね」「肌がきれいになったね」と言われるようになりました。
アトピーの症状はほとんど出なくなり、肌に触れたときの感触も、とてもやわらかくなっていました。アトピーが落ち着いていくにつれて、カポジがまた再発するのではないかという不安も、少しずつ薄れていきました。
すぐに結果が見えたわけではありません。
変わらないように思えた時期もあり、良くなったり悪くなったりしながら、少しずつ変化していきました。
それでも続けてきたからこそ、8か月後の自分がありました。
あのとき諦めずに続けてきて、本当によかったと思いました。

暮らしを見直す前(2020年1月)から、見直しを始めて約8か月後(2020年10月)までの手の変化
身体が整ってきた今、妊活を前へ進めようと思えた
暮らしを見直して8か月ほど経ち、アトピーの症状がほとんど出なくなった頃、「今が、これまでで一番体調がいい」「身体が整ってきた」と思えるようになりました。
カポジが再発するかもしれないという不安も少しずつ薄れ、妊活に対して、もう一度前へ進みたいという気持ちが強くなっていきました。
それまでは、自宅から通いやすい不妊治療クリニックでタイミング法や人工授精を受けていましたが、妊娠には至りませんでした。
けれど、以前のように不安の中で立ち止まるのではなく、「今の自分なら、もう一歩進めるかもしれない」と思えたのです。
そして、不妊治療で知られている都心の病院へ転院することを決めました。
アトピーと向き合い、暮らしを一つずつ見直してきたことは、肌や身体の変化だけではなく、止まっていた私の人生を、もう一度前へ進める力にもなっていました。
転院してからは治療を続けていましたが、なかなか思うようにはいきませんでした。次の治療に向けて準備をしていたある日、生理がこないことに気づきました。
低AMHと診断されてからの不妊治療の経過は、こちらの記事に詳しくまとめています。
もしかして、と思って検査薬を試すと——まさかの陽性反応でした。
自然妊娠は難しいと言われていたため、すぐには信じられず、何度も検査薬を見返しました。
まさか、このタイミングで妊娠できるなんて。人生、何が起きるかわからないと、心から思いました。
もちろん、とてもうれしかったです。
けれど、以前に化学流産を経験していたこともあり、病院で確認できるまでは、やはり不安もありました。
何か一つの取り組みが、自然妊娠に直接つながったとは言い切れません。
けれど私は、アトピーを改善したくて食事や運動、入浴、心の休ませ方などを一つずつ見直してきたことが、肌だけではなく、身体全体の調子を整えてくれたと感じています。
肌が変わるよりも先に、便通や体温、疲れやすさに変化が現れ、夜も眠れるようになりました。そして身体が整ってきたと感じられた、その先に自然妊娠がありました。
アトピーにいいと思って積み重ねてきたことは、結果として、妊活に向き合う私の身体と心の土台にもつながっていた。
私は今、心からそう感じています。
アトピーやカポジに振り回されていた私が、今思うこと
カポジの再発が怖くて、妊活にも前へ進めずにいたあの頃。
今振り返ると、不安を抱えながらも、よく頑張っていたなと思います。
思うように前へ進めないあいだにも、時間は過ぎていきました。妊活には年齢のこともあり、焦る気持ちがなかったわけではありません。
身体を整えるために暮らしを見直した8か月は、妊娠へ向かうには、遠回りのように見えたかもしれません。
けれど、私にとっては決して立ち止まっていた時間ではなく、自分の身体と向き合いながら、着実に前へ進んでいた時間でした。
食事を見直して、歩いて、お風呂の入り方を変えて、心を休ませて——。どれも、毎日の暮らしの中でできることでした。
できることを一つずつ積み重ね、ゆっくりでも歩みを止めなかった。その先に、8か月後の私がいました。
ここに書いたことの中から、「これならできそう」と思えるものが一つでも見つかったなら、それだけで嬉しいです。
すぐに答えが見つからなくても、大丈夫。
小さな一歩が、その先の人生につながっていくことがあります。
あの頃の私は、まだそのことを知りませんでした。
※この記事は、私自身の体験をもとに書いています。症状や経過には個人差があります。





